夕食の

おかずは鰯の丸干し3匹だった。
頭からばりばり食べた。

食後、どうも喉に違和感があることに気づく。鰯の骨が刺さっているようだ。とりあえずお茶を飲んでみたが効果なし。ご飯を丸飲みしてもダメ。試しにご飯をよくかんで食べてみたがやっぱりダメ。

ここまでしても取れなかったのは30年近く生きてきて初めて。とりあえず困ったときのネット頼み。「ご飯の丸飲みは、より骨が深く刺さる場合があるのでやってはいけない」とのこと。遅いっちゅうねん。勢いよくうがいするとよいとあったので、やってみるがやっぱりダメ。

そのうちに自然に取れるかも、と根拠のない期待をしつつ、とりあえず娘共とお風呂に入る。風呂から上がっても、何も変わらなかった。

痛いという訳ではないが、異物感が非常に気になるので、このままでは眠れないと思い、意を決して休日診療所へ。診療所には駐車場がないので、妻に車で送ってもらう。具合の悪そうなお子さま方でごった返していたが、混んでるのは小児科だけで、耳鼻科の先生は暇そうにしてた。

「うーん、見えないなぁ」

口の中麻酔されたあげく、
「舌の付け根近くに刺さってます。場所は分かったけど、内視鏡でないと取れないので、市民病院へ行ってくれ」
とのこと。
「今日はほかにも同じような人がいたんだよね」
そういう特異日もあるのか知らん。

というわけで、紹介状書いてもらって、看護師さんが受入先病院に電話連絡してくれた。
「魚の骨が刺さった人が『また』行きますから」
私は初めてなのだが。